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メロス
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作詞 ハック |
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僕は物語の主人公に永遠なれる気がしないって今頃気づいた
一晩中友の為に走り続けるなんて、到底できる訳がない
もっと言えば友を信じて3日間の拘束さえ耐えられる訳がない
世紀末が近づいて、やっと気づいた幼き日の思い出
もし地球に隕石が落ちても、たった1000年で伝説になる
でももし僕が死んでも、たった一週間の噂だ
命の価値は存在価値じゃない、なんて言っても只の可笑しい話
今日も道に唾を吐いた。良い気分じゃなかった。
僕はメロスじゃないから。独りで生きるって決めたから。
もし彼女ができても孤独は変わらないんだと誰かが言った。
僕は走り出せないから。黒い風なんてどうせ空想だ。
人の心を疑うのは恥ずべきことではない、悪徳じゃないから。
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