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《VIA AIR MAIL》
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作詞 柚氷飴 |
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見知らぬ街のレンガ道を踏みしめる
吸い込む空気はどこか渇いてて
慣れない味に顔をしかめて咽せた
いつか約束した遠い場所に立つ
勝手に1人で来たこと 君は怒るかな
握りしめたくしゃくしゃの世界地図
あちこちに走るラインマーカー
「次はここに行こうか」
楽しげに語る声を追いかけて
切り取った絵葉書に添えて 何気ない言葉を綴っていく
「こんな場所だなんて聞いてないよ」なんてね
過ぎ去った風景の中に ふと誰かの姿を探している
反射する夕焼け 鳴り響いた 透き通る鐘の音
揺れる水面に映る星を踏みしめる
仰いだ夜空に吐いた白い息
薄い空気に少し苦しくなる
いつか約束した遠い場所に立つ
勝手に1人で来たこと 許してくれるかな
笑いながら書き込んだ世界地図
二人で描いた未来の景色
「次はどこに行きたい?」
あの時 君はなんて答えたっけ
切り取った絵葉書に添えて 強がりの声を綴っていく
「来てみればなんだかあっけないや」なんてさ
逃げ出した旅路の果てで また僕は独りぼっちになってた
嘘くさい朝焼け 虚しくなる 隣に君はいない
君と過ごした街 通ったカフェテラス
ふざけながら ふたり歩いた並木道
どこを探しても君はいないんだ
君が印した街 いつもと違う空
長い夜を語り明かした夢の場所
どこまで行っても君はいないんだ
宛のない絵葉書に添えて 届かない言葉を綴っていく
「君と見たい景色が たくさんあるんだ、ねぇ」
切り取った絵葉書に添えて 何気ない言葉を綴っていく
「君がいない旅はつまらないよ」なんてね
過ぎ去った風景の中に ふと愛しい姿を探している
反射する夕焼け 鳴り響いた 透き通る鐘の音
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