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生きたがり死にたがり
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作詞 藤堂 ゆきお |
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夏のセミは無邪気に笑っていた
死にたがりやの僕は相変わらず
窓辺で枯れている
サボテンに水ばかりやっていた
誰かが呼吸をしたその隙に
誰かが命を落とした
誰かが落とした命も知らず
誰かがまた愛を囁いて
誰かが命を産んだ
君を知る度に怖くなって
息もできない不安を感じるだろう
でも物凄く生きたくなって
今日を感じられるようになる
明日を信じてみたくなったんだ
何でもない日々に名前をつけて
飾り立てた 写真のような思い出
あの日他人が叫んでた 「この街は狂ってる」
その瞳には今何が映っている
誰かが呼吸をしたその隙に
誰かが命を落とした
誰かが落とした命も知らず
誰かがまた愛を囁いて
誰かが命を産んだ
僕らはいつだって懸命に生きる
死ぬまでの間
誰にも知られなくても 僕らは生きる
秒読みの人生で 君に出逢う
そしていつか 失うんだろう
それまでに 何をしよう
できる事だけを見つけていこう
比べたりしないで
一人で季節を越さないで
痛みに滲む 指先を抱いて
明日へ繋げよう
今から始まる世界は
僕が生きているから そこにある
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