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ピエロ
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作詞 Fm |
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「知らな人について行ってはイケナイ。」
例えば そう教えられた子供が迷子になり
少女が声を掛け 手を差し伸べるとする
手を繋げば 心が救われるって 理解したって
「知らな人について行ってはイケナイ。」を思い出し
差し伸べられた手をほどいた子供
ほどかれ 泣いている姿を 背を向けて歩いてく少女
それでも 教え込まなきゃならない理由が存在している。
“迷子の子すらも助けられない”と思い知る少女がいました。
独りで泣いている子供を 初めは声を掛けた少女も
差し伸べた手がほどかれてから いつの日か
「声掛けたって...」そう差し伸べる事に抵抗が生まれ
独りで泣いている光景に少女は 目を瞑り始めた。
理解出来ずに・・・
それでも 教え込まなきゃならない理由が存在している。
“迷子の子すらも助けられない”その環境がある限りは
子供が流さなくてもいい涙を流す。
未完成な事ばかりだ。
「知らな人について行ってはイケナイ。」
そう教え込んだからこそ今 子供が生きてられるひとつ。
そう教え込んだからこそ今 子供が流さなくてもいい涙を流す。
それでも 教え込まなきゃならない理由が存在している。
“迷子の子すらも助けられない”と思い知った少女は
お迎えが来るまで 流した涙を拭い 子供を笑わし続けた。
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