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秋雨
作詞 蒼斗
灰色パーカに 水滴ひとつ

見上げれば 黒い龍

巨体を風になびかせて

大粒の涙 こぼしていく


黒く浸食されていく袖に

視線を戻し 歩みを止める


独特の匂いが呼び起こす あの日の記憶


心の湖に落ちた 墨汁一滴

みるみるうちに広がって

濁って 淀んで 


もがけばもがくほど戻らない

怯えた魚が暴れて 

底に沈んだ泥までも巻き上げる



激しさを増す 黒龍の泣き声に呼ばれ

フードを外して 右足を踏み出す



灰色の世界で 探し続けている

見失った宝玉を あたたかい光を

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 秋雨
公開日 2016/09/23
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ
コメント 水墨画に描かれた龍のような細長い雨雲を発見。灰色パーカはよく着てます。
蒼斗さんの情報













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