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雨恋
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作詞 kaminote |
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聞こえるように告げたはずの
最後の言葉を二度零す
こんな土砂降りの夜にすべて洗われたいよね
冷めた右手に重ねる
びしょ濡れの手袋から伝わる
君の熱がそっと僕を満たすけど
灰色の町を背に坂を登って
今夜君は旅立つんだろう
僕の知らない光の街へ
そうやって君は僕の知らない君になるのかな
もう終わったのに寂しくなった自分がもどかしい
こうやって僕は君を忘れようとしてるのに
嗚呼 その笑顔のせいでまた 好きになるんだよ
三度目の冬にそっと君宛に手紙書いて
ちょっと勇気を絞って 赤い箱に想い託し
こんな日に限ってさ
また雨なんてついてないな
君は元気でやってますか
風邪でも引いてませんか
灰色の町を背に坂を登って
ただ、あの日を思い出すよ
手紙の返事来なくとも
いつか君は僕を忘れた君になるんだろう
もう終わったのに寂しくなった自分がもどかしい
どうやって僕は君の幸せを願えばいいの
嗚呼 ただ笑顔でいてくれれば それでいいんだよな
雨が運んだ暗いニュースは
いつまでも日常を覆うわけでもなく
それは、いつだって通り雨なんだよ
何も心配いらないんだよ
灰色の町を背に坂を登って
今夜僕は旅立つんだ
僕の知らない光の街へ
そうやって僕は僕の知らない僕になっていく
もういつまでも「過去」を演出する必要はない
こうやって僕は僕を忘れようとしてるのに
嗚呼 とても胸が苦しいよ 苦しくてとても切ないよ
でも、あの笑顔のせいで少し背中押されてるんだよ
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