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焼きそばフラッシュバック
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作詞 フビアルビ |
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今年、君が来ていたらしい
浴衣を着て 人混みの中
楽しそうに 笑っていたらしい
それは毎年のことで
オトナになるにつれ 行く気もなくなってた
“今年もやるんだ” なんて
ポスターを見た母親が言った
遠くから太鼓の音
聞きながらまどろんだ 見たのは昔の夢
焼きそば、美味しかった?
頬張った君がこっち見て笑った
今年、君が来ていたらしい
バイトしてて アイツが見かけた
“隣に誰か いた気もする…”って
それは決戦の日だった
ぎこちないお誘い 君はのってくれた
二人でお祭りに…なんて
誰かに見られたらどうしよう?
400円の焼きそば
200円だけ僕のサイフに残った
“代わりに食べて?”…なんて
君がよこした 甘酸っぱい紅ショウガ
その日、僕は言えなかったらしい
太鼓の音 大きすぎたんだ
君の手が パーカーのポケットに
部屋のどこかで
今も埃かぶって揺れている
お礼にもらった スーパーボール
来年、僕は行くんだろう
きっと君は 居ないけれど
400円の焼きそばを食べたら
あの日と違う 味がするはずだ
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