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スープの上の恋
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作詞 しょー |
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毒入りのスープの上を
悲しい男女が歩いてる
不幸せな環境を忘れた
おそろいのペンダントがむなしい
こんなに壊れた場所にいるのだから
なんせ毒入りのスープの上なのだから
私達がいることくらい不自然でもなんでもないわ
あなたの溶ける音がした
飴色の玉ねぎみたいに
爪先からくずれていく
あなたの口元がういてる
たぶんこれを望んでた
ゆっくりと重なり溶けた
毒入りのスープの上を
悲しい老婦が歩いてる
しわの隙間を泳ぐ毒が
すっかり日常になっている
思い出だけが毒に犯されないで
ずっと迷惑に輝いてるもんだから
ぶれる足元のゆがんだ面に
いつまでもあなたがいるの
あなたに呼ばれる、声がする
水面には若いあなた
紫のブイヨンがただよう
あなたが日常に溶けてく
スープの上の恋
隠し味を教えてあげる
ゆっくりと重なり溶けた
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