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秋風
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作詞 ryk |
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日が短くなるにつれ
冷たさが身体に纏う
秋の匂いを感じて
懐かしさと寂しさが訪れる
木々は青さをなくし
朱色に染まっていく
冬はすぐ迫っているから
この瞬間が余計に愛しい
1枚の葉はふわりと
風に流されていく
また来年の光浴びる時を
待ちながら
煌めく空を追いかけ飛んでゆく
公園のベンチに座り
読みかけの本を開く
溢れる想いは広がり
ページを捲っていく
散りゆく季節は
胸を突き刺す
1枚の葉はふわりと
風に流されていく
また来年の光浴びる時を
待ちながら
煌めく空を追いかけ飛んでゆく
最後のページを開いて
溢れる想いをそっと胸にしまい込む
1枚の葉はふわりと
風に流されていく
淡く溶ける夕日を背に通り過ぎ去り
煌めく蝶のように飛んでゆく
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