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タンポポの一生
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作詞 ancoro |
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大人になったら、
白髪・抜け毛。
やっぱり貧乏体質みたい
路の隅っこが一番おちつくわ。
今日から1人暮らし。
一番上のねえちゃんは
どこに決めたのかな。
泣き虫な弟たち
ちゃんと生きてゆけてるかな。
思えばあたしん家は平和だったかもしれない。
公園のブランコ脇 風がフラリゆりかご
おとなりんトコは、どこぞの子供に吹かれて行方不明。
・・・何も出来ませんでした。
お母さん、ココロの中で謝ったそうな。
まぁ昔話にひとり浸るのもここらにして。
あたしももう一人前です。
髪を黄色く染めました。
あの、この頃イラつくのが前に花屋があるってこと。
奴らとあたし何処がちがうんかね。まったく。
うわっ!
髪の色褪せてきたぞ!
オバハンじゃ!
毛根の根元には子供たちが居ってね。
『しぶとく、強く、生き残れ』
先祖代々、これを座右の銘にして。
タンポポの花言葉って教えられました。
最近知りました。違ってました。
大人になったら、
白髪、抜け毛。
こうしてタンポポは子孫を残すのです。
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