|
|
|
ぜんまいの鳩
|
作詞 悲喜仔 |
|
狭ッ苦しい部屋、息が根こそぎ詰まる 光も差さない
酩酊した眼に映る現実 毛抜きで一本ずつ ご丁寧に
棘を抜かれた サボテンのよう
ああ... 面白みも無い
気も狂わんばかりに 欲して
紅く、どす 黒く 干からびた
カラカラな身体(カラダ) 心ごと、染めて
私はネジを失くした 鳩時計
部品(パーツ)は 何処?
二十五時をお知らせします
一本道、白線の上を走ってみたの 電車は来ないけど
両肩かすめて東へ西へ 駆けるセダン 轢死寸前
怖くないわ何も むしろ笑いそう
ララ... 歌っていい?
眼も醒めるような 蛍光ピンクの
醒め ない 夢を観て いようよ
殻、空の頭(カシラ) 振ってみて、脳ミソ
鈴の原理で転がって 鳴ってる
足りないのは貴方?
二十九時をお知らせします
― そうよ、不満なんて、無い ―
― 私は仕合わせ そう決め込むわ ―
― そうよ、誰の所為じゃない ―
― 心歪ます 世界の摂理に 乾杯を! ―
気も狂わんばかりに 欲して
紅く、どす黒く この、
カラカラな身体(カラダ) 心ごと、染めて
私は平常を失くしたのさ
眼も醒めるような 蛍光ピンクで
醒め ない 夢を観て いようよ
空、虚(カラ)な 胸から飛び出した
時計の鳩
心(パーツ)は 何処?
二十五時をお知らせします
|
|
|