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あの日とあの人
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作詞 コジ |
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ふと空を見上げた 浮かぶ雲が
自由で少し羨ましくなった
何となく生きてこれた 今までも
これからもそうだと思ってたけど
壁にぶつかってうずくまった
しばらく立てそうもないな
足早に過ぎる時間に追いつけなくて
暗い路地裏で一人 嘆いていたよ
泣いていた 闇の底で 僕は今 泣いていた
世界中の全てが敵のように思える
逃げていた 誰からも 僕からも 逃げていた
そんな時手を差し伸べてくれた あの人
闇の隙間から射した 光に目が眩む
そんな僕に笑いかけてくれた
何だか少しだけ 軽くなったから
なんとか立ち上がれるようになった
美辞麗句で取り繕った
人間関係に嫌気がさして
深層心理は分かりっこないから
諦めて目を逸らしてきたけれど
泣いていた 闇の底で 僕は今 泣いていた
世界中の全てが敵のように思える
目を閉じた 何もかも 見ないように 目を閉じた
そんな僕に手が差し伸べられた あの日と
名前も顔も知らないあの人は今も
何処で何をしてるんだろう
覚えてるのは柔らかい笑顔だけなんだ
泣いていた 闇の底で 僕は今 泣いていた
ただ世界中の全てが敵ではないと思えたよ
会いたいよ あの人に 僕は願う 会いたいよ
別に大した理由もないのだけど
あの日とあの人 忘れないように
僕に手を差し伸べてくれた あの人に
せめて一言伝えておきたいんだよ 「ありがとう」
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