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金沢に想い寄せて
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作詞 くろちゃん |
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いつか二人で歩いた金沢
大好きな街だと云っていたね
そんな笑顔にもう一度会いたくて
一人降り立つ新しいホームに
古い街並みと新しい人たちの
光と影の中に君をさがすけど
遠い異国からの家族たちに
紛れて消えそうな淡い願い
兼六園の苔むす深い緑に
吹く風は初夏の香り運び
小さな茶屋へ寄って君の
好きだった抹茶を一服
僕のまえに君がいないのは
悪い夢なんかじゃなくて
僕と君が間違えてしまった
二度と出会えない別れ道
近江市場の活気に押され
人混みに流されるまま着いた
ひがし茶屋街の古い面影たどり
郷愁に癒されて日は暮れる
浅野川沿いの小道を二人
歩くことを夢見てたけど
言葉少なに流れを見つめる
夕陽に伸びる影ひとつ
あの日二人がここにいたのは
偶然なんかじゃなくて
二人がそれぞれ選んだ道の
交差点だったんだよね
21世紀美術館の逆光の中に
きらめく笑顔を見たような気がした
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