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動物園のある街
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作詞 くろちゃん |
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のこぎり屋根が立ち並んで
昔ながらの景色を残す
君がいつも好きと言ってた
あの街の駅で降りてみた
北口ぬけて歩き出した
少し古びた商店街
いつか二人で立ち止まった
写真屋さんは閉じていた
小さな山並を見上げて
なだらかに続く坂道を
登れば遠くに見えてくる
動物園の案内板
フラミンゴも猿山も
何も変わっていないのに
僕のとなりの笑顔だけ
遠い遠い思い出の中
ゾウさんは死んじゃったのと
寂しそうな子どもの声
僕とどっちが寂しいのかな
どちらがさきに忘れられる
冬の北風にきらめく流れ
渡良瀬川の清き水よ
懐かしさ乗せ小さな電車
鉄橋を渡り明日へと向かう
忘れないよいついつまでも
やさしさの街君との日々
春になったらまた来てみよう
桜の花咲く動物園
キリンみたいに高いとこから
この街を見おろせる場所に
白い小さな部屋を借りて
暮らそうなんてはしゃいでいたね
ペンギンのまねしておどけて
楽しそうに振り向いた君
あの日が最後になるなんて
飛べないとばっかり思ってた
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