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まぼろし
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作詞 小康 |
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まぼろしの中に一人
四畳半の部屋の中
満天の星を見た
夢を追いかけ
一人飛び出した
失うものは
何もなかった
そんなとき見た星たちは
本物よりずっと綺麗で
誰かに見せたくて
悩みなんてなくなった
あの日の僕ら夢を見て
一人で乗り越えた
仲間はいないと思ってた
まぼろしは僕らだった
僕の夢が叶っても
アパートは変わらずに
ボロのままにしていた
夢に笑って
夢に泣いていた
あの頃のこと
忘れないように
白いシャツ着て通ってた
汚れたチャペルの鐘の音(ね)を
もう一度聞きたい
いつかの確かな証
あの日の記憶思い出し
風に吹かれた頃
あの頃には戻れないから
まぼろしはあの頃だった
東大の若者たち
ニュースの一コマだった
何を変えたのだろう
遠い青春
儚い恋たち
消えていた夢
もう戻らない
立て看板にヘルメット
僕はただ眺めていただけ
戦いなんてこと
一生ないと思ってた
あの日の僕らのすべては
なんだったのだろう
思い返してもわからない
まぼろしは僕らだった
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