|
|
|
三宮駅
|
作詞 smith |
|
片道切符を 握り締めた
終点までは あと一日
それとは知らずに 二列の車輪は
ステップを踏んで ここに来るんだ
桜も咲いてきて 殺風景な線路沿いも
優しい微笑みを 送ってくれている
嬉しかった でも笑えないんだ
目が霞んできて 脱線しそう
過ぎ去った駅が こんなに近く
見えるはずなのに 届かなくて
もう ボロボロに 涙が砕いた
定期券みたいに 期限付きでも
皆で過ごした 線路の上を
自由に行けたらな 僕たちには売られないし
僻んで足掻きを したって買えないけど
行きたかった でも押し戻される
目と鼻の先に 終点が見え
際立った感じも 無いまま着いた
笑ったはずなのに カメラはバラす
もう ボロボロに 泣いてる僕らを
強くなった風が 古い皮を剥ぎ取っていく
悪くない感じだった だけど寒さが身に染みる
ありがとうなんて 本当なら聞きたく無い
何にも出来なかった そんな悔しさが込み上げて
集合写真の 乗車券を
そっと手提げに 仕舞い込んだ
最後の言葉が 行き先変えて
また ボロボロと 涙が溢れる
|
|
|