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「はなび」
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作詞 ニャッキ |
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もしもあなたに出会わなければ
今のボクはありません
そんな大袈裟な話にはするつもりはないけど
例えばこのオキニのカバンも
一緒に選んだこの靴も
きっとあなたがいなければここにはない訳で
『ちょっと何言ってるかわかんない』
ふざけてあなたが笑うから
ちょっとムキになって伝えようとしたその瞬間に
夏の夜空に花火が咲いて
二人一緒に言葉を止めた
同時にボクは思ったよ
きっと伝えたいのはこんなこと
思い出したかのように
『なんの話だっけ?』あなたが言うから
思わずボクは笑って言った
『一緒にいてくれてありがとう』
もしもあなたが居なくても
ボクは多分生きていける
そんなの口が裂けても言わないけど
あなたの為だけの人生じゃないし
やっぱ生きていかなきゃいけないし
でもきっと物足りない感じになっちゃうのかな
『真面目な顔なんかウケるね』
手叩いてあなたが笑うから
ちょっとムッとなって強がろうとしたその瞬間に
夏の夜空に花火が咲いて
二人一緒に空を見上げた
同時にボクは思ったよ
きっと伝えたいのはこんなこと
空を見上げたまま
『来て良かった』ってあなたが言うから
嬉しくてボクは笑って言った
『また来年も見に来ようね』
依存するほどじゃない
ケンカもするし
下らないことでムキになるし
だけどやっぱりあなたが居ないとボクはボクではないみたい
夏の夜空の花火が散って
二人一緒にため息ついた
同時にボクは思ったよ
まだもう少しだけ終わらないで
また
夏の夜空に花火が咲いて
二人一緒に笑だした
同じこと思ってたのかな
きっともう伝えなくて大丈夫
思いが
伝わったかのように
『結構長いね』あなたが嬉しそうに言うから
思わずボクは笑って言った
『まだ終わらないといいな』
そしたら急にあなたが言った
『一緒にいてくれてありがとう』
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