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醒めない夢
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作詞 evening |
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小さく燃えるロウソクは 誰を待つわけでもなく
ただ小さなその身を燻らせていた
そっと息を吹きかけたなら 消えてしまいそうな脆さは
どこか 今の私と重なってみえた
絶えない雨音から逃げるように閉ざしたカーテンも
朝から鳴らない電話のコールも
全て 全て 疎ましくって
耳を塞ぎ蹲った
羊が全部喰われる悪い夢を見たわ
白い野原は黒い夜に塗りつぶされて
もう何も見えない 何も聞こえない
あなたの吐息さえも
枯れた木には何も実らないと
老いた時はもう戻らないと
教えてくれた背中が懐かしい
愛しさを忘れたわけではないのに
羊が全部喰われる悪い夢を見たわ
白い野原は黒い夜に塗りつぶされて
もう何も見えない 何も聞こえない
あなたの吐息さえも
太陽の中に月が満ちる酷い夢をみたわ
朝なのか夜なのかもうわからなくなって
重力さえも呼吸さえも 何もわからない
あなたの微笑みさえも
醒めない夢をいつまでも見てるの
醒めない夢をいつまでも見てるの
醒めない夢なの これは きっと
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