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先天性赤色症候群
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作詞 万呂 |
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この道に影は一人
目の前はただ 赤く 赤く
道端の花を踏み潰し
僕は走り出した
最初から吠えるしかしないじゃないか
目を見開いて 腕は震えて
そんな姿だったんじゃ
言葉なんていらないと思うのです
前へ 前へ 進む もっと前へ
いつか来る終わりまでずっと
誰かが今 転んだ気がした
何の為の目だ 何の為の脚だ
僕は何時からそうだったんだろう
この道に壁は余つ
足元はただ 赤く 赤く
噛み付いた現実は笑う
僕を嘲笑う
言葉を失って ただ機能が残るだけ
それは人間でしょうか
一体何者でしょうか
どうやら僕は未だ人間らしい
前へ 前へ 進む もっと前へ
いつか来る終わりまでずっと
誰かが哀れんだ気がした
何の為の手だ 何の為の明日だ
僕は何処迄行けるんだろう
気付けば僕の周りには
見ないふりをしてきたもの
それにすら気付けず
僕の真横に居た君の呼吸すら
僕には聞こえていなかった
前へ 前へ 進む もっと前へ
いつか来る終わりまでずっと
誰かが今 転んだ気がした
何の為の目だ 何の為の脚だ
僕は もう 迷えないよ
前へ 前へ 進む もっと前へ
いつか来る最期までずっと
誰かが背を押した気がした
何の為の手だ 何の為の明日だ
僕は何処迄も行くんだろう
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