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雨の管理者
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作詞 ドクダミ |
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ゆらゆら 遠く騒いでいる誰かの悲しみも
ふわふわ 空虚な感情にはたと気づく頃
くらくら 足取り覚束ぬ誰かの軌跡も
さらさら 流れる水の音 静かに浚われる
やがて この街にも雨が降るでしょう
優しさと激しさの二重人格に覆われて
伝わるよ波の振動
誰の声も言葉も鮮やかで
決して濁ることのない記憶たちが
踊り果てた事実すら忘れてしまえば
「もう思い残すことはないよ」と
どうやら最期のひとしずくで全てを終わらせる気なのでしょう
やがて この街でも雨が止むでしょう
優しさも愛しさも溶け込めずにぶり返す
伝えるよ心、振動
彼の声も言葉も露を着て
決して迷うことのない人々たち
疲れ果てた頃にふと思い出せたなら
ゆらゆら 遠く騒いでいる誰かの悲しみも
ふわふわ 白い雲に小ささを思い知る頃
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