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春は幻、君は陽炎
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作詞 ドクダミ |
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見上げれば 桃色
紛れも無い 春が来た
吹き付ける 強風
紛れも無い 春が来た
霞んだ空に 今日も独りを影送り
君が待つ 木の下
待ちわびた 春の中
あどけない 表情は
待ちわびた 春の理由
夢見る少年 重なる僕がそこにあった
幻と知りながら 陽炎を追いかけて
半透明な君は 微笑むだけで消える
哀れみと知りながら その意味を汲み取れば
髪の毛を攫う風 僕の瞳を開ける
夢見た少年 重なる僕こそ見本になる
幻は幻で 陽炎に包まれる
半透明な君に 抱かれても寒かった
哀れみの掌も無い僕にとっては
佇んだ木の下は 一番暖かい場所
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