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紫揚葉
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作詞 神谷心音 |
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◆ 苦しくて 掴んだその手は
涙さえ 溢れ出すような温かさで
交わした声も 幾度となく重ねた体も
全てが嘘だというのなら
紫の羽が過ぎてゆく
重ねた体も 契りさえも
無駄なことで 偽りなのだと
貴女はそう吐き捨てる
◇哀しくて 去り際に掴まれる手
震えている大きな手の温かさ
隠した愛も 幾度と無く抑えた感情も
全てが紀憂と言うのなら
紫の羽を毟り取る
誤魔化し 千切る羽も
待ってくれよ 偽りなのか
貴男はそう問いかける
◆貴女が千切った羽は
ふたりの現在と同じ
◇貴男が掴んだこの手は
振り払うべきなのか
◆◇紫の羽は羽ばたいた
重ねた唇 契り交わし
無駄なことは 偽ることだと
ふたり寄り添い 愛し合う
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