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Please love me...
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作詞 黒卯 |
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私は何処に行っても必要とされない野良猫。
今日も行き先を決めずにふらふらり。
ただただ何かを求めて歩き続ける。
でも、もうこの足も飾りでしかないみたい。
歩き疲れた足は、もう動かない。
私が求め続けたモノ。それは何?
美味しいご飯?あたたかいベッド?
ううん、違う。
もっと大きなモノを求めていた。。
私は何処に行っても必要とされない黒猫。
昔は自分の色を恨んだりもした。
でも今は、恨んだりはしていない。
飾りの足を舐め、主人を待つ。
存在しない主人を描き、ただただ…待っている。
私が求め続けたモノ。それは何?
美味しいミルク?価値のある首輪?
ううん、違う。
もっと大切なモノを求めていた。。
もう動くのもつらくなってきた。
横たわった黒猫は1人想う。
『誰かに愛されたかった。』
静かに目を閉じ涙を流す。
私が求め続けたモノ。それは『愛』。
愛されたい。愛されたい。愛されたい。
ずっと心の奥で思ってた。
ずっとずっと誰かに愛されたいと思い続けてきた。
痩せた体に沁みる想い。
『一人は寂しかった。』
『ずっとずっと孤独だった。』
黒猫が最期に言った言葉。
『―ありのままの私を愛してください。』
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