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つぼみ
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作詞 ほつま |
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君の言葉が私を照らす
触れるのはまだ早いよ
八分咲きの桜並木
「見に行こう」って友達の顔をした
君とペアルックで歩いてるのは
私の友達
ねえ 何だか少し寒いね
薄い雲が太陽 横切った
みんながせっかく盛り上がってるのに
あと二分が 咲ききれない
彼女できたとは聞いてないけど
これ見よがしにアピールされたら
秒読み段階なんだって
勘違いしちゃうね
美しく咲くことができるなら
私は最後でも構わないよ
誰かを押しのけてまで
咲き急がないから
私に興味なんかなくていい
私の視線 気付かなくていい
君の言葉で咲きそうになる
つぼみ 隠すけれど
私の手じゃ足りないね
ヘコんだ時「きっと大丈夫」って
私にとって君の「きっと」は「絶対」
恋愛相談をしてるんだよ?
君は「きっと」気付いてない
ちょっと見ただけじゃわからないくらい
初めて髪を染めてみたのはね
少しでも多く私の方
向いててほしいから
桜色の頬 ばれないように
そっと日傘を広げてみたら
言葉だけじゃわからないモノ
日傘越しに伝わる
いたずらに光を拒むけれど
頑なに想いを閉ざすけれど
君の言葉はスッと染み込む
つぼみ ねえ、咲いていい…?
触れるのはまだ早いね
四葉のクローバーじゃなくて
私は五枚ほしいよ
欲張りって言われてもいいよ
ゆうらりと ゆうらりと揺れている
髪と心と君は花陽炎
帰りがけの電車の中で
眠ったフリをして
さわさわとそよぐ花木と心
座席の奥でそっと手を伸ばす
小指同士 触れた瞬間
ゆっくりと絡める
桜色の頬 ばれないように
そっと日傘を広げてみたら
言葉だけじゃわからないモノ
日傘越しに伝わる
私に興味なんかなくていい
私の視線 気付かなくていい
君の言葉で咲きそうになる
つぼみ 隠すけれど
私の手じゃ足りないね
君の温度で咲きそうになる
つぼみ ほころぶ事
もう咎めたりしないよ
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