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てのひらあわせ
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作詞 ほつま |
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赤く染まった落ち葉をサクサク踏みながら
長袖になった君の手を引き歩く
人気のない公園に
使われない遊具
大人になった僕らは見向きもしない
乾いた風 木の葉舞い
君は髪を揺らして
片手でぎこちなくコートを羽織り直した
君に届けてよ
僕のコート通して
想いのたけが詰まった
やわらかいぬくもり
二人の吐息が
白く混じりあい
愛を誓い合った
てのひらあわせて
やがて季節は廻って
雪解けを横目に
お気に入りの服着た君と歩くよ
あの日は通り過ぎた使われないブランコ
無邪気に座った華奢な背中を押した
同じ場所 同じ時間─トキ─
僕ら共に過ごせば
これから訪れるどんなコトも越えてゆける
君に届くかな
この風を通して
吹きぬけるような僕の
鮮やかな恋歌
例えば何かに
引き裂かれたって
歌い続けるから…
てのひらあわせて
懐かしくて あいまいな
仕草を繰り返して
大人になったんだよ
忘れてしまっていた
ふいに手を合わせ
視線を逸らした
照れくさそうにはにかむ
変わらない優しさ
泣きたくなるような
ツラいコトあっても
見失わないから…
てのひらあわせて
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