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せめて一番あたたかい眠りを君に
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作詞 ピンククジラ |
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誰かが言っていた 角ばった声で
「無くして初めて思い知るなんて
大して大事じゃない」
まるで的外れと 笑い捨てたのに
自分の口からこぼれ出た時
自信がなくなった
思い知ることさえ
贅沢だ だって
君のこと 確かに
忘れて過ごしてきた
あるかどうかも知らない 君の幸せを願っても
ほんの少しの楽しいことで元通り 笑える
きっとそれでもいいんだ それで丁度いいはずなんだ
僕より君が恋しい人は 他にいるから
この世界どこにももう 君はいないのに
通話の終わった携帯くらいの
寂しさしかなくて
多分足りないんだ 君の言葉とか
確かに縁取りできる記憶が
涙に溶けるには
続いていくはずだった 君の幸せを量っても
どこか不満な日常にさえ埋もれて 無くなる
だけど仕方がないんだ それも仕方ないはずなんだ
僕は君の愛しい人じゃ なかったんだから
運命は定めじゃない
何の同情もしてくれない
素手が氷を握るように
僕らを運ぶだけ
続いていくはずだった 君の幸せを量っても
どこか不満な日常にさえ埋もれて 無くなる
気づかないうちに僕は 大人びることも度を超えて
大人になったみたいだ ねえ ごめんね
つまり今僕にとって 一つ重大な悲しさは
君の行方を目の前にして 少しも揺れないこと
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