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Hide-and-seek
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作詞 ピンククジラ |
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愛の字は
〈心残し振り返る人の姿〉と
いつか読んだ 難しい本は
多分正しい
小さな胸で光る
ときめきを壊すくらいじゃ
積み上げた嘘たちは
嘘のまま残る
あなたと私ならば
呼び合える下の名前と
お揃いのシャープペン
それで十分よ
だって明かせばお終いなのは
苦しいほど分かってるから
他の「最愛」が見つかるまで
Hide-and-seek
ずっと秘め事
「会いたい」のメール一つ
次の日曜に宛てる
「今すぐ」とは書けないこの手が
少し哀しい
最近変えた香り
誰の趣味に合わせてても
明け暮れる街のどこか
誰の夜伽(よとぎ)でも
あなたが何気なく
呼びかける下の名前の
声色は薄桃色
それで十分よ
だって明かせばお終いだから
隠しきれば永遠でしょう?
他の「最愛」と出会えるまで
Hide-and-seek
見破らないで
暮らす町ごと遠く離れる
その呼吸とも離れられる
何もなかったかのようにして
Hide-and-seek
卒業させて
だって明かせばお終いなのは
苦しいほど分かってるから
他の「最愛」が見つかるまで
Hide-and-seek
ずっと秘め事
Hide-and-seek
――まあだだよ。
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