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ティクタク
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作詞 ピンククジラ |
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空が落ちていく
その青さを増して
やがて真っ暗に沁み出した
星も飛べない闇
「綺麗事でいい
もう汚れたくない」
涙二粒分の声で
僕にすがった君
真実世界を見せつける
窓 一枚だけの部屋で
四角く切り抜かれた壁に
影絵を貼りつけた僕ら
こんなに小さな場所でしか
嗚呼 君を守れないの
時計の音にも負けながら
ただ「そうだね。」と呟く
明日が来ない日は
ないと知ってるけど
せめて長らえてくれないか
息も継げない闇
綺麗に混ざった
君と僕の痛み
少し後悔してそれでも
つながり合ったように
勇気を尽くして見続けた
窓の外は棘だらけで
「イタイよ」「イタイよ」「イタイよ」と
僕らの木霊が消えない
素直で可憐な花のまま
なぜ咲いていられないの
すべての音を君に注ぐ
この鼓動もお終いまで
どんなに小さな心でも
ねえ 君に響いてるの
正しいリズムで朽ちながら
ただそばにいればいいの
こんなに小さな僕にしか
ねえ 君を守れないの
時計の音にまぎれながら
ただ「そうだよ。」と呟く
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