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シュール街、午前25時、メメント・モリ
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作詞 条峙 |
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アスファルトに散らばった星屑の光
夜空を塗り潰し続けるコンビナート
コンビニにたむろしてる顔のない若者
殴り合っては粉々に弾け飛んでいく
狂気と驚喜が出会っては相殺して
後には残らない歴史を築き上げてく
ゴーゴンの乗ったゴンドラ ルーベンスの絵
明日がなくなったような感覚が好きだった
タバコの吸い殻が路地裏を燃やす
煙に巻かれて生まれ変わるネオンサイン
万札を握りしめてうろつく中年の男
慰め合ってはバラバラに崩れ落ちていく
常軌と条規が争っては共倒れて
無法の夜が街のそこかしこでできあがる
ミイラになったミイラ取り 暗夜の礫
二度とどこにも戻れない それで良かった
無駄のダム 縄の罠 罪の蜜 唾の罰
平和な世界なんていずれガタがくると言った彼は
スリルという中毒性のあるスパイス飲み干して
歓声と閑静が交わっては弾け飛んで
なりたかった化物へと形を変えていく
メタリックのメタモルフォーゼ 大量のワセリン
そこで消えていった生命が愛しかった
怒声と罵声が組み合わさっては巨大化して
鼓膜を突き破った先の世界へ誘う
肥大化したロマンチシズム ミラージュの群れ
明日なんかもう来ない それで良かった
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