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アルバムを開くと
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作詞 条峙 |
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アルバムを開くとそこに笑顔の自分がいる
不自由を知らなかった とても輝いてた時代―――
痛いほどに目に飛び込んでくる 青春を分け合った友達の笑顔
今どこで何をしてるかな? そんな想像が幸せすぎて泣けてきた
押し殺した声が響く、真夏の昼下がりです
これ以上迷惑をかけたくないから、窓を締め切りましょう
アルバムを開くとそこに懐かしさが溢れてくる
優しさも温もりも 水のように溢れてた時代―――
痛いほどに目に飛び込んでくる 僕を育ててくれた親の笑顔
今も元気で暮らしてるかな? そう思ってたら申し訳なくて泣けてきた
蝉の鳴き声が響く、真夏の昼下がりです
死期を悟りながら声を枯らす姿に、自分を重ねるのです
どこかで子供達の笑う声がする 耳障りだと思っていたけど
今は素敵な音楽に聞こえるんだよ 聞こえてしまうんだよ
慣れない目線を味わいながら 止めどなく涙が溢れてくる
叶うならもう一度、もう一度やり直したいのです
未来の死んだ音の響く、真夏の昼下がりです
どこかで命が始まり終わるけど、一日は繰り返されるのです
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