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人影
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| 作詞 kazuha. |
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ひどく簡単な答えを 私は出せないままでいる
残酷に笑う貴方を もっと側で見ていたいから
歪んだ空間の先で 私は逆立ちをしながら
消えることのない世界を 回ることのない世界を 見ていた
誰かに体温を奪われて 言葉は天へと昇りつめた
千切れた靴紐で 首を絞めることが出来るなら
私は喜んでそうするから
いっそ紙で心臓を貫けばいいと
自らの爪で切り裂けばいいと
無理だと分かりながらそうすればいいと
シャープペンシルを突き立てながら
貴方は笑う
最初から私なんて居なくて 貴方が幻を見ているだけ
綺麗な願い事ほど叶わないものなのに
階段を大きく踏み外しても 落ちなかった時のことを
まだ覚えているんでしょう？
誰かに
要らない悪夢を与えられて 記憶はゼロへ戻っていく
無くした何かを 拾い集めることが出来るなら
私はきっと･･･
ずっと吐き気を感じていればいいのだと
呼吸を止めていればいいのだと
死ぬのを分かりながらそうすればいいと
割れた硝子を投げつけながら
私は笑う
坂道を転げるように運命は私を置いて行った
きっとこの空はずっと晴れないのだろう
きっとこの傷はずっと消えないのだろう
もっと もっと
もっと私を高い所へ
高い所へ
いっそ紙で心臓を貫けばいいと
自らの爪で切り裂けばいいと
無理だと分かりながらそうすればいいと
シャープペンシルを突き立てながら
貴方は笑う
割れた硝子を投げつけながら
私は笑う
無駄な記憶を切り捨てながら
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