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〜オダマキ〜
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作詞 神埼沙羅 |
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雨が降り出して私のからだを
ぽつりぽつりと打ちつけてくる
空を仰ぐ私の目は
いったいどんな色をしていますか
思い出すまいと頭の中の思い出を
閉じ込めても浮かぶのはあなたの顔で
離れていても忘れさせない気?
ちがうの 私が忘れたくないだけ
少しの不安とそれ以上の幸せを
私にくれたあなたが好きでした
ふと目を落とすとオダマキの花
花言葉は捨てられた恋人
雨が上がって虹が空に架かる
でもぼんやりとしか見えなくて
私の頬をすべり落ちる
切ない雫は地面に消えて
あなたへの気持ちはどこへやればいいんだろう?
問いかけた空は教えてはくれなくて
どこへ歩いていけばいいんだろう?
ちがうの 私がわかりたくないだけ
こんな事言っちゃ駄目だと分かってるけど
あなたとの思い出に溺れていたいの
前へ進めと言われる日を恐れ
逃げているだけで変わらない私
次にあなたにどこかで出会ったときには
「ひさしぶり」って笑顔でいえるかな
なんて考えてる私はまだあなたが好きなの
「帰ってきて」って今あなたに伝えたら
あなたはどんな顔をするのでしょうか
でも臆病な私はその言葉さえ
口に出す事は出来なくて
「私はまだあなたが好きなの」って
あの時言えていたら今頃は
2人並んで夕焼けに染まる道を
手をつないで歩けていたかしら
そんな私をオダマキの花だけが見つめていて
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