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生まれてきてよかったのかと
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作詞 noa |
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生まれてきてよかったのかと
ススキの原っぱを独りで見つめて
小さな胸を何度も傷つけた
逃げ場所もなくて泣けなくて
蹴飛ばした小石は自分に当たった
靴のかかとを踏みつぶして
なんとか守った自分の心
誰にも届かなかったエスオーエス
幸せはどこにありますか
愛ってなんですか
答えを求めることは無駄ですか
さびた自転車じゃどこにも行けないんです
愛さなくても良かったのだと
今になればわかるけれど
サバンナのライオンの親子が寄り添うように
大人の温かい手が欲しかった
命は大切だと言うけれど
大切なものだと言うけれど
大切にされなかった命はどこに行けばいいですか
なんのために生まれて なんのために生きて
いつになったら楽になれるのかと
たまらずこぼした10歳のノート
切れ端には涙が滲んだ跡があって
頑張っていた自分を思うと泣けてきた
大人はいつも自分の考えを押し付ける
大人はいつも賢くなれと言う
弱い者たちは唇をかみしめて下を向く
自分が耐えればいいって思うから
優しい者たちは胸を痛めて
抗う声も出さずに消えていく
それじゃ幸せになれないだろう
本当は誰より愛されたいんだろう
叶わない願いかもしれないけれど
ここから始めなきゃ、どこにも行けない
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