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涙〜なんで人は？〜
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| 作詞 あーちゃん |
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誰かが泣いている
影に隠れて泣いている
「死にたい」とさけんで
女の子は小２だった
父親の仕事の都合で 都会の小学校に転校
その学校では 「田舎者だから」と言って苛められた
「学校楽しい？」
あるとき父親が聞いた
「うん」
女の子はそう答えた
「うざい」「キモイ」
同級生に言われた
あだ名は「ハエ豚」だった
ある日女の子は不登校になった
家族とも話さなかった
田舎の友達からの手紙も読まなかった
女の子は泣いた
「死にたい 死にたい」
ずっとそう言っていた
痩せこけた体は
部屋の窓の方を見ていた
「大丈夫なのかしら」
母親は言う
女の子は聞こえないふりをする
「なにかあったのか？」
父親がきいた
女の子は答えなかった
数日後
女の子は死んでしまった
天国に行った
自殺したわけではない
その目は なにかを訴えていた
苛めていた子たちも
女の子の後を追うように死んでいった
けれど天国には行けなかった
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