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クレヨンストーリー
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作詞 ほら吹きに毛の生えたにわか詩人 |
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クレヨンで汚された落書きのキャンパス
お昼過ぎ 路地のアスファルトをそっと歩いた
住宅街に施された少年の空想
カラフルに イルカがまた一匹飛沫をあげる
小さな手に握りしめたクレヨンで
君は何でも描いていける
きっとそこには海が出来るんだ
君が彩ったアスファルト
きっといつかは草原に変わるんだ
そのクレヨンを
君がずっと手放さないかぎり
やがてホースで水が撒かれたアスファルト
絵が消えた 少年は母親に向かって泣きわめく
おもちゃ箱を片付ける時が来て
キリンは寂しそうな目で 少年を見つめた
いつからかクレヨンは仕舞われたまま
少年はやがて大きくなった
描くことを忘れた少年は
新しく数式を覚えた
渡された設計図そのまんま
真似して書いた
進むべき道のりと未来の絵
重たくなった腰を上げよう
風船持ってたら軽いぞ
食べるのは空腹を満たすためじゃない
思い出すんだ
息してるだけじゃ生きてない
クレヨンで一体何を描く
久しぶりの感触だ
思い通りに描けるわけじゃない
精一杯 練習して
どうにかこうにか これから上手くなれ
仕舞ってあったクレヨン取り出してもう一回
ほらイルカが また 飛沫をあげた
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