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桜が見ていた
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作詞 雛罌粟 |
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君の隣では 弱虫のふりして
手を握ってくれるのを 待っていた
「顔が赤いよ?」と 訪ねてくる君に
「夕焼けのせい」だなんて 胡麻化した
涙なんて 乾くよね
別れの季節に二人は出会って
出会いの季節に二人は別れた
求めても二度と戻れない恋に
桜の花が舞い落ちる
私の心の中で揺れる君
思い出が消えてゆく合図なのか
でなければ私の胸の中の
熱いカゲロウなのでしょう
「また行ってみるの?」 訪ねてくる心
「春風が押すんだ」って 嘘ついた
今までだって そうだった
寂しさを分け合ったから笑顔で
幸せも分けてしまって泣いてた
どれくらい「好き」だと言えば伝わる?
桜の花は答えない
君が隣にいる気がしたけれど
手を伸ばしたら波の様に消えて
目を閉じてまた君を思いだした
それは走馬灯のように
アナタハイッタイ、ドウシタイノ?
あの日の夕焼けが問う
今まで通りだなんて無理だから
過去の私は涙で隠そうか
二度と見たくない くすんだ景色は
桜の色に塗り替える
桜の花が舞い落ちる
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