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首吊りの木の物語
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作詞 S.Pro |
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昔々 ある所に
一本だけ枯れた木がありました
他の木達は花が咲き誇っているというのに
その木はいつしか首吊りの木と呼ばれるように
なりました
その木は自殺志願者を
惹きつける魅力を持って
自分は望んでいないのに
人が死ぬ様を見せられて!
ああ!なんてこの世は不条理なのでしょう
せめて幸せというものがもっと増えればいいのにね
そうすればきっとあなたも私も
こんな残酷な光景見らずに済むのでしょう
昔々 ある少女が
一本だけ枯れた木に会いました
他の木達はその木よりも美しいというのに
その子はいつしか首吊りの木で遊ぶように
なりました
その子は自殺志願者で
「死にたい」と思い続けて
自分は望んでいないのに
不幸が私を襲ってく!
ああ!なんてこの世は不条理なのでしょう
せめて幸せというものがもっと増えればいいのにね
そうすればきっとこの子もあの子も
こんな残酷な光景知らずに済むのでしょう
どうして死にたいの?生きるのに疲れたからだよ
首吊りの木に会った人達は皆そう言った
そしてこの少女も木に縄をかけ
自分の首を絞めていく
死んでいく
消えていく…!
ああ!なんてこの世は不条理なのでしょう
せめて不幸というものがもっと減っちゃえばいいのにね
そうすればきっと男も女も
こんな残酷な光景見らずに生きるでしょう
そして今…
首吊りの木は朽ち果てて
もうそこで誰一人死のうとするものは
いない…
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