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エンプティノーツ
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作詞 まもの |
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一人で描く1ページだから
風でめくられてどうしよう
ここには何も 無いと綴った
切れ端を握り締めたまま
教室の隅 一番後ろの
窓際の席で狸寝入り
思い出したあの風景が
今の僕を作ったみたいで
そして これからの事は
いつも それからの事になる
耳を塞いだ夏の終り
目を閉じた冬の朝
考えてる様で考えてなかった
思ってる様で思ってなかった
日々増えてく1ページ達は
真っ白なまま風にめくれ
何年か前の あの公園で
缶蹴りしてはすぐ見つかった
何年か後の この人生で
見つからない様にと隠れたまま
きっと あの時の事は
いつか 笑って語り合える
肩を叩いた春の夜明け
崩れた音と今宵の月
信じてる様で信じてなかった
愛してる様で実は怖かった
日々重なる1ページ達を
読み返そうにも見えなくて
そんな僕が言ったことば
何だかんだで生きてくのかい
嬉しい事があったなら
哀しい事が起きる証
破いてちぎった「これまで」を
風に乗せて飛ばしたら
慌てて拾い集めだす
繰り返すんだよ、馬鹿みたいね
培った様で何にも無くて
賢いフリして気取ってみて
見つめる様に目を反らして
愛して欲しいと泣いてたの
一人で描く1ページだから
風にめくられてどうしよう
ここには何も 無いと綴った
その切れ端すら飛んでった
あの日、描いたけど
あの日、思ったけど
もう、飛んでった
君は、もう飛んでった
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