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雨の日は香り
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作詞 さとし |
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寂しさの反動で
騒ぎつかれた街は
寝不足みたいで
昨日からの曇り空
渋谷で始発を待ち
遊び明かしたダチの
励ましを笑みと
冗談とで見送って
滲む6月の土曜の朝
雨になる前に急ぐ
駅の流れに押し流されるまま
雨の日の香り、香る
山手線は思い出を各停
車窓を流れていく
見慣れたはずの街は
いやに無愛想だ
夏の雨の窓を打つ
音が胸にまで響いてくる
雨の日は香り、香り
君の笑顔を思い出に咲かせる
雨の日は嫌い、嫌い
僕の笑顔も分かりやすい噓だ
雨の日は今も香る
君の笑顔のやるせない残り香
雨の日は嫌い、嫌い
僕の笑顔もわかりやすい嘘だ
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