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金魚鉢
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作詞 anco |
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金魚が泳いで水色はねた
その尻尾はなんのためにある?
ユラユラガラスに張り付く熱に
あなたは優しく近づいた
冷たくて
触れられないのに
あったかくて
気持ちってなんだろう
気づいてしまえば
遅いときもきっとある
気づいていなかったら
幸せなんてこともきっとない
あなたがいた
ただそれだけで
それだけで
昨日も今日もあったかい
金魚の背ビレに委ねてみる
私の羽はどこにもないみたい
代わりに泳いで連れていって
どこかに隠して浮かべないで
あったかくて
触れられないから
冷たくて
居るのか居ないのか
とびきりになる
残したもの残ってゆくもの
それが越えられない山に
なるものでもきっとない
あなたがいた
ただそれだけで
それだけで
こんなにも寂しく悲しい
水色キラキラ 私の手のひら
あなたは優しく近づいた
ユラユラガラスの向こう側
冷たいのに あったかい
ここにいる
ただそれだけで
それだけで
冷たくて あったかい
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