|
|
|
架橋
|
作詞 卓弥 |
|
始まりは小さな事だった
開き始めた 小さな傷
それからは 微量の毒 入り込み
傷口へと 浸み込む
重き荷を抱え込むように
心を 暗闇で覆う
誰かに心配されたくても何故か
隠してしまって
さようなら 告げるのは 早すぎる 分かっているよ
これ以上 刻まれるのが 怖いんだ
溢れ出してくる 幸福だった日々
あの人に あの人に 貰った大切なモノ
今では見えなくて
誰かの所為にしようとも
思った でもできなかった
自分の傷 擦り付ける そんな事
恥と呑んでいたから
重き荷は膨らみ肥大して
身体を 暗闇で覆う
誰かに打ち明けたくても まだ
踏み切れなくて
架橋を 渡るのは 早すぎる 分かっているよ
それでも 留まれない 理由がある
溢れ出してくる 頬を伝うコレも
あの人に あの人に 与えられたモノ
傷は消えない...
「もういいよ...」その声が
どこからか 聞こえた気がした
「さようなら。」その声を
言えないまま さようなら。
この命 捨てるのは 早すぎる 分かってる けど
これ以上 刻まれるのが 怖くて
架橋を 渡るのは 早すぎる 分かっているよ
逃げるんじゃなくて 還るんだ あの時へ
溢れ出すのは 大切な日々と涙
あの人に あの人に 支えられ生きた日々を
忘れないように
そっと刻んだ 最後は自分で
架橋を 渡ろう
|
|
|