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ドール
作詞 卓弥
チャイムが鳴る その時までに 御飯さっと片づけて
届いた 包装紙を身に纏った 私を待ってた 貴方

青いシートの上 この身を這わせた ベッドのすぐ傍ら
眺める 淫薇的その視線で 私を貪る 貴方

「朝 眩しさに怪訝しました 昼 ざわめきを憎悪しました 夜 孤独を嘆きました。」

口をつけば ほら 吐き出すんでしょ? 甘え------

それは恥ずべきことじゃないわ 人はどれもみんな同じで
自分の弱さを抱え生きてる
最も愚かなことは それに気付くことが出来ず
慢心に溺れ怠惰する人

脆弱な貴方は抱きしめた 目前の人形(わたし)を泣きながら

震えながら--------


「朝 雨に嫌悪しました 昼 窓辺から眺めました 夜 潤いに泣きました。」

「腕 貴女に絡めた 脚 淫らに絡めた 口 浸け合うため抱きました。」

声を出せないまま 吐き出せなかった・・・願い

そして恥ずべき行為の意味も 誰も知る由もない心の
自分の柔さを晒け出した
寝床の上で蠢く 一人と0,5の存在
中身のない 装飾施したドール

虚ろに貴方に犯された 虚無な人形(わたし)を愛でるように

怯えながら--------


「朝 貴女と起きました 昼 貴女を想いました 夜 貴女と重ねました。」

ずっと泣いていてもいいから ただ忘れないでいて
ハナアルトコロニハナハサク
最愛を求めるのなら 欲すべき愛情を 
享受できる貴方を創ること

これは造られた形を 溺れるほど愛し
本能で語り合った作られた話
最も恋い焦がれた人が 初めてを捧げた人が
人形だという 可笑しい話

涙拭って投げ捨てた 過去の愁いを投げ捨てた ただ

笑いながら-------
  

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歌詞タイトル ドール
公開日 2010/09/23
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 誰にでも辛い事で悩んでいる。なのにそれを打ち明ける事ができる人がいない。
せめて人形にでも悩みを聞いてもらいたい・・・
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