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せめて
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作詞 ユト |
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強く握り締めた
シャープペンシルの芯が折れた
それが無性に悲しくて
何かと重ね涙が溢れた
優しいんじゃないんだよ
ホントは自分が一番怖いの
信頼とか信用とか
重い言葉から逃れたくて
強いんじゃないんだよ
ホントは自分が一番弱いの
自覚しててなおさら
自分をかくまって逃げ道作るの
高いとか低いとか
大きいとか小さいとか
笑うとか泣くとか
生きるためには全てを
使いこなさなきゃいけないんだ
鍵盤を強く叩いた
ピアノの音が割れた
それが自分と似ていて
泣きたくなった
叫びたくなった
畜生
どこのだれに向けた言葉でもない
どこかのだれかが聞いててくれるかもしれない
空気に伝わり 音として
この叫び誰かに届くかな
拳を強く握り締めた
皮膚が切れて血が流れた
痛みと悲しみと虚しさが
いっぺんに襲ってきた
手を強く握り返した
君も強く握り締めた
涙と温もりと安堵が
いっぺんに心を揺らした
行かないで
最後のわがまま聞いてください
離さないで
この握り締めた手を
空気を強くつかんだ
何もつかめず手を開いた
涙と悲しみと虚しさに
いっぺんに苛まれた
せめてさよならと
覚えたての アイシテルを送ろう
(空気に伝わり音として)(君に届きますように)
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