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ミッドナイト・アーキテクスチャー
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作詞 紗散 画宮 |
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ブラウン管は4畳半に 砂嵐 永遠速報を
こんな静かな夜なのさ 眠るとか冗談だろう?
街の隅 クリオネ半身 今日も手を繋ぎ空を見上げれば
隠れたままの新月は ありもしないジョークを囁いた
巴里意識の摩天楼 バリ省いた蜃気楼 粉砕骨折に該当 日々涙想々
再構成の構想 誇大する不条理を 描いてはまた増えた
狂おしい夜にアートを求めた 翻弄の人に与えてよ
垂直に生えるパラメーター 都合のレトロを塗り直していく
そんな幻想の夜 泣かないで
逆さになったマンションは 模倣と犠牲の悲哀観念さ
骸みたいな空洞に 人を埋め立てては蓋をする
回りだした人生は 老ける度 魅力を損ないだして
救いは無い 這い上がれ 叩いた夢にまた蓋をする
倦怠感と葛藤 連帯感が放浪 pisaセンスの街灯 斜度2と3・4
ナノ単位の弾圧も 虱潰し 泥沼の作業感 否めないや
晒す雨と風 鋼を削って 苦悩の人は息を漏らした
愛とか夢とか理想は かくも無惨に風化していく
齢幾許も無く 死なないで
月の無い夜に触れたモニュメント こいつの意味が分かりますか?
愛だの夢だの理想だの 示せない時点で負けていた
愛おしい夜に アートを求めた 馬鹿な男に与えてよ
水平に囲むパラメーター ノイズになった歪な形
こんな幻想の夜 忘れないで
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