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HIDE-and-SEEK
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作詞 明杏 |
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「僕は独りで大丈夫だから
誰にも見つからないように隠れておこう」
孤独を望んで隠れた部屋
「僕を探してる人など
この世の中にはいないはずだから心配ないな」
誰にもバレずに隠れた部屋
あぁ そう思っている時点で
孤独など望んじゃいなかった
静寂が怖くなった
「もういいかい!?」
待ちわびたはずのその声に
強がって「まだだよ」と言った
また訪れた静寂の中
ひたすら その扉を見つめた
悟られないようにしていた子供っぽい見栄は
すぐにゆるんだ 孤独に震え
「誰も探してはくれないのか?」
人の言葉の温もりが
こんなにも必要な物だなんて知らなかった
被り続けた仮面を捨てた
あぁ 零れ落ちる涙の粒
孤独で染めた部屋に溢れる
鬼さん 早くここに来て
「もういいよ!!」
涙まじりの枯れた声で
誰か聞いてくれと叫んだ
開かない扉を目の前に
がらがらの声を絞り出した
あぁ 諦めかけたその時
足音が部屋の外響いた
涙を拭い立ち上がった
「もういいかい!?」
待ち焦がれていたその声に
「もういいよ!!」とまた叫んだ
駆けてくる足音に包まれ
溢れた涙も空へ昇る
「見ーつけた!!」
温かい言葉が聞こえた
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