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散華
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作詞 華冠 |
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この穢れた世界に墮とされた私達
この目を覆う紅き太陽 閉ざされた宵闇
白銀の月が照らすは 赤き根がはう硝子の乙女(ドール)
この胸に咲く 曼珠沙華の花 腕に絡むは 茨の鎖
引き千切る指先は 悲しみが灯る
ああ この世は夢幻の花廻廊
夢見ることさえ許されぬ 人形達のなれの果て
他人(ひと)の痛みに引きずられ 領域(こころ)を侵すは 甘き棘
この哀しみはどこまでも この涙(痛み)はどこまでも
最後の一雫まで 終わることの無い 輪舞曲
朝露に濡れた この胸の赤き花が枯れる頃には
私は貴方のもとへ 飛びたてるのでしょうか
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