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宝探し
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| 作詞 トラジコミカル |
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a
「だ」
それだけ書かれた 白い紙は
ベッドの下から 見つかった
それを少しにらんで ポッケの中につっこんだ
a
「い」
2枚目は 食器棚の上
いきなり始まった 宝探し
彼女の話だと あと3枚あるらしい
b
彼女は台所で
アイスコーヒーを作ってる
8月の午後0時
鼻歌まじりで
a
「す」
「まる」のとこが 少し大きい
彼女の字 コップの中
困らせたいなら もっとうまく隠せよ
a
「き」
4枚目も すぐ見つかった
残り一文字は なんだろう
キスマークとかだと うれしいんだけど
b
彼女はテーブルで
ブルーハーツを聞いている
少しニヤつくぼくを
いたずらに無視して
c
やっと見つかった
フライパンの裏
大きく書かれた「？」
つまり これは
愛を確かめるゲームなんかじゃない
君からぼくへの
遠まわしのメッセージ
a
あぁなるほど そういうこと
言葉だけじゃ 不合格
「愛してる」だけじゃ 足りないんだね
a
近所のスーパー 行ってくるよ
今日の晩ごはんは ぼくが作るから
今度は4文字で 遊べるように
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