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一日の奇跡
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作詞 浅葱 |
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日の出
浅葱色の空にほんのりと
それは、ただ澄み切って
響くような光
体は肌寒いのに
こころはじーんとしている
そのなかから、この風景の雄大さへの感激と
少しの緊張がひょっこり顔をだす
根拠もなく、今日一日が楽しくなるような
そんな気がする
夕日
燃えたぎるような雲が
なぜか悲しく見える
きっと明日までのお別れ
でも最後の瞬間までひかり続けるのを
見送って
紫色のそらに残る
なんとなくの不安
月光
日影よりもさらに黒く
道のなかに歩く
その存在感はいつにもまして
私のこころに響く
ただひとりきりの足音だけが
今宵のかぐや姫を独占する
静かな空間の
不自然な沈黙
陽気
当たり前のようにそこにいるから
ただ当たり前のように
だからみんな忘れてしまう
永遠などないことを
明日、六時間後、五分後・・・
いつ消えたっておかしくはない
この世界の彩りと
当たり前だからすごい
強く強く私の手に
強く強くふる光
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