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耳を澄ませば
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作詞 蟹座 |
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耳を澄ませば ほら 今も聴こえてくる
若かった二人の はしゃぎ合う声
親も世間の目も 何も恐くなかった
続いてく明日を 疑わなかった
やがて大人になって 若気の至りなどと
茶化しては遠ざけた 青春の日々
もっと優しく もっと強く なれる筈だった
溺れる人にはきっと この手を差し出すと
もっと器用に もっとうまく やれる筈だった
我が身かわいさに 人をただ傷つけた
天を仰げば ほら 雲が流れてゆく
風はそこにある 確かなしるし
またぼんやりして 締め忘れてる蛇口
雨が降り出した 相変わらずだね
ずっと一緒になんて 口先だけじゃなくて
肩を抱き共に泣き 居れたら良かった
もっと優しく もっと強く なれる筈だった
傷跡さえ勲章と 笑ってみせると
もっと器用に もっとうまく やれる筈だった
どれほど悔やんでも 君はもう戻らない
耳を澄ませば ほら 歌が聴こえてくる
それはあの日見た 夢のかけら
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