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唄ふ
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| 作詞 ▽シャカ▽ |
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昔君に唄った自作の唄を
引き出しで見つけて
思わず吹き出した
「いつかこの宇宙がいなくなっても…」
なんて今じゃとても唄えないから
忘れたくて閉じ込めてた
記憶達が今
僕の部屋の中に溢れ出したんだ
今君に唄ふ
ホントの思い
涙浮かべながら
最後の詩をかくよ
「大好きだった。」
真っ先に浮かぶこの言葉
頭にくっついてはなれないの
最後の原稿用紙
涙で滲ませながら
ガラに合わない丁寧な字で
時間をかけて
「本当にありがとう」
この最後の一行
いつの間にか原稿用紙の裏の端っこ
読み返してみれば
「大好きだった。」が
１４回も出てきてたんだ
涙で滲んだ原稿用紙
僕にだけ読めれば
それでいい
今君に唄ふ
僕の最後の唄
泣き声でもはや言葉にならない
あれから時がたち
引き出しあければ
涙で滲んだ原稿用紙
思わず吹き出した
真ん中らへんの行
「いつかこの宇宙がいなくなっても…」
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